
国土交通省の補助事業で実施いたしました「木造長期優良住宅の総合的検証事業」等について、平成23年度成果報告会を下記により開催いたしますのでお誘い合せの上、ぜひご参加ください。
日 時 : |
平成24年11月5日(月) 12:30~16:40(開場は12:00)
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場 所 : |
発明会館ホール
(東京メトロ銀座線 虎の門駅3番出口徒歩5分 発明会館B1F)
住所 東京都虎ノ門2丁目9番14号
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聴講料 : |
無料(資料代2,000円)
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定 員 : |
250名
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※当案内を印刷したい方はこちら (PDFファイルより印刷願います)
木造長期優良住宅の総合的検証事業
木造長期優良住宅の総合的検証事業は、「木造長期優良住宅の総合的検証委員会」の下に、材料分科会、構造分科会、耐久性分科会を設置し、平成21年度から4年間を目途として、木造長期優良住宅の認定基準の整備に資することを目指しています。今回の報告は、各分科会の各課題の担当者から3年目の研究成果について直接報告していただきます。
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クロス・ラミネイティド・ティンバー構法の 損傷限界に関する検討
クロス・ラミネイティド・ティンバー(CLT)パネルを使用した壁式構造は、木材の挽き板を直交して積層接着した厚型パネルを躯体として使用するもので、大規模木造建築物を可能にする構造方法として、その耐震性能設計法の構築を目指しています。国総研と(独)防災科学技術研究所、(株)日本システム設計との共同研究の一環として実施した振動台実験(2012.2.6公開)の成果を報告いたします。 |
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プログラム(報告内容と報告者)
はじめに (12:30~) (国土交通省住宅局住宅生産課木造住宅振興室長:加古 貴一郎)
第1部 (12:35~14:25) クロス・ラミネイティド・ティンバー構法の損傷限界に関する検討成果報告
- 実験の目的と概要ならびに構造計画と要求性能 (静岡大学:安村基)
- CLTの製造と材料の仕様(銘建工業株式会社:孕石剛志)
- 壁構面水平加力実験(ポリテクセンター愛媛:津田千尋)
- 入力波とFEM的手法による事前解析(日本システム設計:三宅辰哉)
- DEM的手法による事前解析(建築研究所:中川貴文)
- 試験体の仕様と施工(ベターリビング:岡部実)
- 実験結果その1(信州大学:菅沼田直人)
- 実験結果その2(工学院大学:畠山大志)
- 損傷観察記録(建材試験センター:林崎正伸)
- 画像計測(東京電機大学:新津靖)
- まとめ(国土技術政策総合研究所:槌本敬大)
第2部 (14:35~15:20)木造長期優良住宅の総合的検証事業 平成23年度成果報告-材料
- 検討の背景と目的(国土技術政策総合研究所:槌本敬大)
- 木造軸組構法に使用する木材の品質基準に関する検討(森林総合研究所:青木謙治)
- 低密度材で構成される耐力壁のせん断性能の評価(三井ホーム:辻村行雄)
- 広葉樹材の品質制御方法に関する検討(森林総合研究所:長尾博文、井道裕史)
- 木ねじ接合部の標準試験法検討(静岡大学:小林研治)
第3部 (15:30~16:40)木造長期優良住宅の総合的検証事業 平成23年度成果報告-耐久性
- 検討の背景と目的(関東学院大学:中島正夫)
- 劣化外力の再評価(各種シロアリ分布、被害実態に関する検証)(森林総合研究所:大村和香子)
- 接合部の強度劣化評価(森林総合研究所:加藤英雄)
- 構造躯体が許容しうる湿潤状態の検討(木材腐朽菌の発芽限界に関する検討)(足利工業大学:齋藤宏昭)
- 小屋裏換気に関する検討(足利工業大学:齋藤宏昭)
- 接合金物の耐久性評価に関する検討(中部大学:石山央樹)
- 保存処理の耐久性と耐久性能に関する検討(森林総合研究所:桃原郁夫)
- 耐久性向上措置としての新構(工)法の健全度に関する検討(東京大学:佐藤雅俊)
- 長期優良住宅における維持管理に関する検討(京都大学:藤井義久)
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